ネコの噛みつき方 その3
「カミカミケリケリ? なんじゃそりゃ?」
ネコ好きの友人と電話で話していたときのことである。
ネコを怒らせると噛みつかれるが、そのときに
猫族特有の攻撃方法がある。
がぶっと食いつくと同時に前足で爪を立てて獲物を抱え込み、
さらに、これまたツメをむき出しにした後足をそろえて
蹴りまくるのである。
これをやるときはネコもかなり怒っているから、
本気で噛みつくし、キック力もきつい。
獲物を引き裂こうとする意図がありありと見て取れる。
これをやられると相当こたえる。
まちがいなく手はキズだらけだ。
どうやら、これを称して友人は「噛み噛み蹴り蹴り」というらしい。
ベタな表現であるが、何ともユーモラスで、言い得て妙である。
ネコの武器を最大限に総動員し、全身のバネを攻撃に集中させている。
まさに、ネコの、いや猫族の最強最大の必殺技といっていい。
これを別の友人はネコキックと言っていたが、
噛みつき+引っ掻き+キックの3連コンボワザを言い表すには
ちと足りぬ。
困るのはじゃれてこれをやられることである。
え? ネコは本気だって? うっそー!
とにかく!
我が輩の手は食い物ではないと何度言ったら分かる?
バカにゃんこだからわからない?
いーや、わかっててやってるだろ。オマエ。
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